2025年 10月 17日
失敗は成功のもと
ある日、
自分の子どもが持ち帰ったテストが、半分間違い、半分正解だったとします。
クラスの大部分が、ほぼ満点だったようです。
さあ、子どもにどんな言葉をかけますか?
つい、
「みんなはできたのに」
「そんなことも分からないの?」
そんな言葉がよぎりますね。
でも、
を育てたいと思ったら、その言葉をぐっと我慢!
この子が今、
「できないことに挑戦する機会」
だと、私達が気づけるか。
そこが、子どもの人生を大きく変えるのだから。
「ここは、Aちゃんの力をつける問題だったんだね!」
「手ごわい問題こそ、やりがいがあるよね!」
そんな言葉かけができたら、子どもは、
間違いや失敗を
「学びのチャンス」
と前向きにとらえ、挑戦する面白さに変えられます。
そう、失敗は、私達にとって
「学びのチャンス」なんです。
できないことを、できるようになりたい。
そんなメンタルを育てることが、人を成長へ導きます。
努力の過程や挑戦している姿を見逃さずにほめてあげる。
点数に価値をみるのではなく、
「できなかったことに挑戦した」
ことを評価してあげることで、
みんな、自分のコンフォートゾーン(居心地のいい領域)から
一歩踏み出す勇気を持てます。
逆に、点数や結果ばかり評価すると
子どもはすでに解ける問題、
やったことのある課題のレベルから踏み出せず、
能力を伸ばすチャンスを逃してしまいます。
高得点、という表面的な成功が、
その子の将来を保証しているとは限らない。
昔の人も、
「勝って兜の緒を締めよ」
そんな言葉で、成功からくる油断を戒めています。
うまくできた時ほど気を引き締める。
自分はまだまだできる!
こんなやさしい課題に時間を使うより
ワンランク上の問題に立ち向かった方が
よほど時間を有効に使える、
くらいのメンタルにしたいですね。
今脚光を浴びているアーティスト、エド・シーランさんは
才能があったわけではないので、最初は誰も彼の歌を聞いてくれませんでした。
全く稼げずホームレス同様の日々が続いても、
それでもあきらめずに努力を重ねて、今の彼があります。
もし最初から歌の才能があったら、今の僕はなかった、といいます。
そう、人は、
「できないことをできるようになりたい!」
この気持ちがあれば、
どんどん能力を伸ばしていけるのです。
「そんなこともできないの?」
は、
鼓舞するどころか、子どもからやる気と自己肯定感を奪ってしまいます。
そうなると、周りの友達を下げることでしか、自分を上げることができない。
(その結果どうなるかは、ご想像にお任せします)
by bilinkids
| 2025-10-17 13:45
| 講師YOKOのつぶやき


